入浴はいり)” の例文
お雪は封筒の裏に自分の名も書かずに置いた。箪笥たんすの上にそれを置いたまま、妹を連れて、鉄道の踏切からずっとまだ向の崖下がけしたにある温泉へ入浴はいりに行った。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
寢る前に吾儕はもう一ぱい入浴はいりに行つた。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)