“入字”の読み方と例文
読み方割合
いれじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と友之助は証文を見ると阿部忠五郎が金の字と百の字の間を少し離して書いて、其の間へ無理に三の字をひらったく篏込はめこんで入字いれじをした百両の証文が三百両だから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此方こっちへ出ろ、此の畜生め、どうも口惜くやしいたって、こんな証文などをこしらえて、お前さん立派な剣術の先生で、弟子子でしこもあり、大小をす身の上で、入字いれじをして証文を拵えるとは、これじゃアかたりだ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)