“児娘”の読み方と例文
読み方割合
こむすめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
または子供を背負った児娘こむすめまでがざるや籠やおけを持って濁流のうちに入りつ乱れつ富裕な屋敷の池から流れて来る雑魚ざこを捕えようとあせっている有様、通りがかりの橋の上から眺めやると
そして真黒な裸体らたいの男や、腰巻一つのきたない女房や、又は子供を背負つた児娘こむすめまでがざるや籠やをけを持つて濁流のうちに入りつ乱れつ富裕な屋敷の池から流れて来る雑魚ざこを捕へやうとあせつてゐる有様
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)