光泰みつやす)” の例文
隣地の寺坊の方にはなお、年長としたけた部将たちが兵と共にいたが、その中のひとり加藤光泰みつやすがこれへ来て
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
加藤作内光泰みつやすは、すぐ走って、彼方に控えさせていた約五十名の健卒を秀吉の前につれて来た。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
田中ノ陣 堀秀政ほりひでまさ蒲生氏郷がもううじさと長谷川秀一はせがわひでかず、加藤光泰みつやす、細川忠興ただおきなど。(総数一万三千八百人)
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その帰るに際しても、秀吉は京都まで同道して、みずから途中の世話を見、大津までは加藤光泰みつやす、片桐助作などに護らせた。また特別仕立の湖船に医者をも添えて、長浜まで送らせた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)