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億生
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おくしょう
ふりがな文庫
“
億生
(
おくしょう
)” の例文
この時代、ひとり頼朝のみではないが、自己の手脚の主体を知りながら、同根
億生
(
おくしょう
)
の主体たる国土には深く思い至らなかった
憾
(
うら
)
みがある。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見せてしもうた。……わしなどはすでに老朽の身だが、頼むのは、貴公たち将来のある青年へだ。……どうか
億生
(
おくしょう
)
の民草のために、頼むぞ劉備
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
諸民に
強
(
し
)
い、自身は、法の及ばない法以上の上に棲んで、十数年の長きに
亙
(
わた
)
り、
億生
(
おくしょう
)
の人々を苦しめた一世代の政罪は、年月のふるほど、
慄然
(
りつぜん
)
たる結果を見せている。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もしこのお二人が、真に、心を一つにし、利害を、ただ地上人間の
億生
(
おくしょう
)
にだけ置いてくだされば、文句なしに、世は泰平のはずですが、自分の思うには、かなしいかな、その逆だとしか信じられません
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この一身を人間
億生
(
おくしょう
)
のために捧げてしまいたいのです。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
億
常用漢字
小4
部首:⼈
15画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“億”で始まる語句
億劫
億
億計
億圓
億土
億里
億万
億年
億燈
億兆