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傾国
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けいこく
ふりがな文庫
“
傾国
(
けいこく
)” の例文
旧字:
傾國
急にニッコリ白い
歯並
(
はなみ
)
を覗かせたのだから、女なら
傾国
(
けいこく
)
の一笑というやつ——壁辰、訳もなく釣り込まれて、こっちも、にっと笑ってしまった。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
甘い
抑揚
(
よくよう
)
をつけて言った。
嫣然
(
えんぜん
)
一笑、東洋でいう
傾国
(
けいこく
)
の笑いというやつ。そいつをやりながら、触れなば折れんず
風情
(
ふぜい
)
、招待的、挑発的な姿態を見せる。
戦雲を駆る女怪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
脂粉に
彩
(
いろ
)
どられた
傾国
(
けいこく
)
の美こそなかったかも知れないが、美の価値を、自分の目の
好悪
(
こうお
)
によって定める、男の鑑賞眼は、時によって狂いがないとはいえない。
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
傾国
(
けいこく
)
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“傾国”の意味
《名詞》
傾 国(けいこく)
絶世の美女。
遊女、また遊郭。
(出典:Wiktionary)
傾
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“傾国”で始まる語句
傾国傾城