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傲骨
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ごうこつ
ふりがな文庫
“
傲骨
(
ごうこつ
)” の例文
彼の
経綸
(
けいりん
)
は、彼の
不覊
(
ふき
)
なる
傲骨
(
ごうこつ
)
と共に、
寂寥
(
せきりょう
)
たる
蕭寺
(
しょうじ
)
の中に葬られたり。
滔々
(
とうとう
)
たる天下は、温かなる泰平の新夢に沈睡して、呼べども
覚
(
さ
)
むべしと見えざりき。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
この点に於ては彼は一も二も無く貫一の師表たるべしといへども、その実さばかりの残刻と
譎詐
(
きつさ
)
とを
擅
(
ほしいまま
)
にして、なほ天に
畏
(
おそ
)
れず、人に
憚
(
はばか
)
らざる不敵の
傲骨
(
ごうこつ
)
あるにあらず。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
しかし是に懲らされて、狐は落されてしまったと見え、それからは、
鳶肩
(
えんけん
)
長身、
傲骨
(
ごうこつ
)
稜々
(
りょうりょう
)
たる匡衡朝臣も、おとなしくなって、好いお父さんになっていたという話である。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
傲
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
“傲骨”で始まる語句
傲骨崚嶒