“鳶肩”の読み方と例文
読み方割合
えんけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さし肩というのは、菩薩肩ぼさつがたというのとは反対で、菩薩肩は菩薩像のような優しい肩つき、今でいう撫肩であり、さし肩というのは今いう怒り肩で漢語の所謂いわゆる鳶肩えんけんである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかし是に懲らされて、狐は落されてしまったと見え、それからは、鳶肩えんけん長身、傲骨ごうこつ稜々りょうりょうたる匡衡朝臣も、おとなしくなって、好いお父さんになっていたという話である。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)