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倏
ふりがな文庫
“倏”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しゅっ
33.3%
たちま
33.3%
たちまち
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゅっ
(逆引き)
麦畑や、地蔵や、眼と口を
一緒
(
いっしょ
)
にあけた女の顔や、人の声や、
眼
(
め
)
まぐろしく
駈
(
か
)
けて来ては
後
(
うしろ
)
へ飛ぶ。機関の響は心臓の
乱拍子
(
らんぴょうし
)
、車は一の
砲弾
(
ほうだん
)
の如く
飄
(
ひゅう
)
、
倏
(
しゅっ
)
と
唸
(
うな
)
って飛ぶ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
倏(しゅっ)の例文をもっと
(1作品)
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たちま
(逆引き)
飛びつくと
倏
(
たちま
)
ち渦まく水に捉えられた、一、二間流されながらも濡れ羽を震って悶えた、それでも反動で二、三尺空へ
颺
(
あが
)
った、助かったと胸を撫で下して見ているうちに、また飛び込んだ
梓川の上流
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
倏(たちま)の例文をもっと
(1作品)
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たちまち
(逆引き)
倏
(
たちまち
)
にして太い銀針のような雨脚があたりを真白にしてしまう。折々電光が物騒しく動揺する大気を掠めて、仄に赤く眼を射る。
黒部川を遡る
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
倏(たちまち)の例文をもっと
(1作品)
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倏
漢検1級
部首:⼈
10画
“倏”を含む語句
倏忽
倏急
倏然
転瞬倏忽
“倏”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
徳冨蘆花
小島烏水
木暮理太郎