“倏(しゅっ)” の例文
麦畑や、地蔵や、眼と口を一緒(いっしょ)にあけた女の顔や、人の声や、眼(め)まぐろしく駈(か)けて来ては後(うしろ)へ飛ぶ。機関の響は心臓の乱拍子(らんぴょうし)、車は一の砲弾(ほうだん)の如く飄(ひゅう)、倏(しゅっ)と唸(うな)って飛ぶ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)