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俺
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わっし
ふりがな文庫
“
俺
(
わっし
)” の例文
ほかの者なら頷けるが、その女が何でこっちの為になるようなことを働くのか、どうも
俺
(
わっし
)
にゃ合点が行きません
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なあに、鳥沢の親分がやったんじゃあございません、
俺
(
わっし
)
が慰みにやってみたんでございます」
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「ありますが、
俺
(
わっし
)
も未だ荷車を引くほど落ちぶれない積りです」
一年の計
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「そのご返辞を聞いて、
俺
(
わっし
)
たちは百人力の気が致します。話が決まったら、町奴に湿ッぽいなあ禁物、景気よく飲んで、派手に一つ騒ごうじゃありませんか」
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なあに、
俺
(
わっし
)
が悪かったんでございますから、殺されたって仕方がねえんでございますから」
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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「
俺
(
わっし
)
はこれで御免蒙りますよ」
一年の計
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
ゆうべ、弦之丞様が代々木からお帰りなすって、いよいよ阿波へ立つ日も近づいたぞ——と
俺
(
わっし
)
へおっしゃった
一言
(
ひとこと
)
を聞いてすら、今日はもう、早速、妻恋坂の家を
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
俺
(
わっし
)
の知ってる野郎にかなりの
呑抜
(
のみぬけ
)
があって、親不孝の方にかけちゃ、ずいぶん
退
(
ひ
)
けを取らねえ野郎ですが、或る時、
食
(
くら
)
い酔って家へ帰ると、つい寝ていた親爺の
薬鑵頭
(
やかんあたま
)
を蹴飛ばしちまいましてね、あ
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「さ、それだから
俺
(
わっし
)
もまた、いっそうあなたのお体を、お案じ申すのでございます」
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“俺”の意味
《代名詞》
(おれ)主に男性が用いる、ぞんざいな自称。
(出典:Wiktionary)
俺
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
“俺”を含む語句
俺等
俺家
俺達
俺共
俺許
俺故
俺方
此方俺