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俺
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わい
ふりがな文庫
“
俺
(
わい
)” の例文
「さあ、
俺
(
わい
)
が使に行く。金もドツサリ持つて來てやるぞ。」と言ふなり、文吾は山吹の部屋へと長い廊下を躍る風にして行つた。
石川五右衛門の生立
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「
俺
(
わい
)
はまだ若い、真打でもない、そら多少の気概はあるやろけれど、たかが甲斐性のない二つ目や」
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
そうですか、じゃあもっと夫婦らしくと豹一が言い出すと、
俺
(
わい
)
に文句あるなら出て行け。
雨
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
彼らはひどくお
喋舌
(
しゃべ
)
りであって、どうも一向
厳粛
(
げんしゅく
)
でなかった。全く礼節にかかわらなかった。「お
前
(
めえ
)
」だの「
俺
(
おい
)
ら」だの「
汝
(
うぬ
)
」だの「
俺
(
わい
)
」だのと、こういう言葉を平気で使った。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それにこれは
俺
(
わい
)
の色だ。
外
(
ほか
)
のものは赤い
法衣
(
ころも
)
を着ることならんといふのぢやもの。人の物とか我れの物とかいふのは、一番分らん話ぢや。
石川五右衛門の生立
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
▼ もっと見る
「己の勝手に馬みたいなものやりさらして裸になったかて、知らんで
俺
(
わい
)
は。銭、貸されへん」
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
「籤なんぞ引かんかて、
俺
(
わい
)
が其の使したる。」と、文吾はいよ/\威丈高になつた。
石川五右衛門の生立
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
「
俺
(
わい
)
は
仕様
(
しよ
)
ない、こんな事情や、なにも苦労と踏んばってやれるだけやってみるが、お前は土台が江戸っ子や。なにもこないなところに愚図ついてることない、去にいな、もう東京へ」
寄席
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
“俺”の意味
《代名詞》
(おれ)主に男性が用いる、ぞんざいな自称。
(出典:Wiktionary)
俺
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
“俺”を含む語句
俺等
俺家
俺達
俺共
俺許
俺故
俺方
此方俺