俊徳丸しゅんとくまる)” の例文
俊徳丸しゅんとくまるの物語のつゞき、それから手拭てぬぐいやぶへ引いて行つた、おどりをするさんといふ猫の話、それもこれも寝てからといふのであつたに、つまらない、さびしい、心細い、私は帰らうと思つた。
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)