俊傑しゅんけつ)” の例文
わずか五十年前には俊傑しゅんけつの士が雲の如く起って、かの大変動を起して積年の封建を破って王権のもとに統一し、世界の文明を採用して今日の日本の文明を造った。
政治趣味の涵養 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
まして伊勢の俊傑しゅんけつ、城将山路弾正だんじょうは、よく兵を用い、武略にけ、誓って、一死を共にしようとしている者どもばかりです。——これに当れば、お味方の損傷は少なくてはすみません。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)