“依稀”の読み方と例文
読み方割合
いき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
依稀いきたる細雨さいうは、濃かに糺の森をめて、糺の森はわがめぐりて、わが家の寂然せきぜんたる十二畳は、われを封じて、余は幾重いくえともなく寒いものに取り囲まれていた。
京に着ける夕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかも依稀いきたる活気を帯ぶ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)