佞者しれもの)” の例文
嫁にと強談ごうだん致してまいった奴じゃ。それを手きびしくねつけられたので、さてこそ左様な狼藉を加えたのであろう。おのにっくき佞者しれものめ、隣藩の指南番とて用捨なろうか
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)