“作枝”の読み方と例文
読み方割合
ツクリエダ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
座敷に垂す繭玉・餅花・若木ワカギ作枝ツクリエダが、古くして新しい年の始めの喜びを衝昂コミアげて来るのも、其因縁が久しいのだ。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
木の枝に髯籠をつるして、鳥柴トシバ作枝ツクリエダと同様にさし上げて道行く人は、今日も絵巻物の上に見ることが出来る。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
小にしては十日戎トヲカエビスの笹・妙義の繭玉・目黒の御服ゴフクの餅、其他東京近在の社寺から出る種々の作枝ツクリエダは皆此依代で、同時に霹靂木ヘキレキボクの用に供せられてゐるのである。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)