“何如璋”の読み方と例文
読み方割合
かじょしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子供の時分、わたくしは父の書斎や客間のとこに、何如璋かじょしょう葉松石しょうしょうせき王漆園おうしつえんなどいう清朝人の書幅の懸けられてあったことを記憶している。
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
いつか使に来た何如璋かじょしょうと云う支那人は、横浜の宿屋へ泊って日本人の夜着を見た時に、「これいにしえ寝衣しんいなるもの、此邦このくに夏周かしゅう遺制いせいあるなり。」
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)