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佐幕
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さばく
ふりがな文庫
“
佐幕
(
さばく
)” の例文
時はあたかも藩閥政府の全盛時代で、いわゆる賊軍の名を負って滅亡した
佐幕
(
さばく
)
派の子弟は、たとい官途をこころざしても容易に立身の見込みがなさそうである。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この時に当りて徳川家の一類に
三河
(
みかわ
)
武士の
旧風
(
きゅうふう
)
あらんには、
伏見
(
ふしみ
)
の
敗余
(
はいよ
)
江戸に帰るもさらに
佐幕
(
さばく
)
の諸藩に令して
再挙
(
さいきょ
)
を
謀
(
はか
)
り、再挙三拳ついに
成
(
な
)
らざれば
退
(
しりぞい
)
て江戸城を守り
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
俺には、
佐幕
(
さばく
)
の勤王のという資格がない。生まれついての
鈍物
(
どんぶつ
)
なのだ。鈍物なりに世間の邪魔にならないように、そして、自分のがらに合った世渡りを隅田川の
蜆
(
しじみ
)
みたいに送りゃあいいと思っている。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この輩が学者の
本色
(
ほんしょく
)
を忘却して世変に眩惑し、目下の利害を論じて東走西馳に忙わしくし、あるいは
勤王
(
きんのう
)
といい、また
佐幕
(
さばく
)
と称し、学者の身をもって政治家の事を行わんとしたるの罪なり。
学問の独立
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
“佐幕”の意味
《名詞》
佐幕(さばく)
幕府(特に江戸幕府)の体制を支持すること。また、その立場。
(出典:Wiktionary)
“佐幕”の解説
佐幕(さばく)とは、動乱の幕末期によく使われた言葉で、「幕府を補佐する」の意。しばしば倒幕派と対比するために佐幕派とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
佐
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
幕
常用漢字
小6
部首:⼱
13画
“佐幕”で始まる語句
佐幕党
佐幕派