伊国イタリア)” の例文
彼の様に云って分れて居れば其のうちに貴方の心が此方へ向く事に成るかと思い夫で伊国イタリアへ行きました。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
伊国イタリアの冬の三カ月は草もすでに青々として、スイスの山々は八月にもかかわらず白く雪が残っている。吟詠しつつ花をめでた維納ウィーンの春、酔っては月の下、伯林ベルリンの夕に歩いたのである。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)