“代馬”の読み方と例文
読み方割合
しろうま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春になって田のしろをかく頃に、雪が溶けて露出した岩の部分が周囲の残雪に取り巻かれて馬の形を現わすというので東麓北城村あたりで之を代馬しろうまと称したのが山名となったのである。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
これは雪の中に黒く馬の形を現わすもので、それは代掻しろかき馬といって、稲の植付け前の整地に使う馬である。白馬しろうま岳という名はそれから来たのだが、白は当字に過ぎず、代馬しろうまは黒い毛色なのである。
残雪の幻像 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
代馬しろうまは大きく津軽富士小さし
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)