仏者ぶつしや)” の例文
昔別荘の真似事に立てた、膝をれるばかりの小家こいへには、仏者ぶつしや百一物ひやくいちもつのやうになんの道具も只一つしか無い。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
因果応報がただ仏者ぶつしやの方便のために説かれたもののみではないといふ細かい洞察、さういふものが次第に、一つ一つ日に面した氷の解けて行くやうに解けて来た。
心理の縦断と横断 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)