“仁吉”の読み方と例文
読み方割合
にきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
比丘尼店家主弥五六(やごろく)の訴えたところによると、そのほう当年八歳になるせがれ仁吉(にきち)と相はかり、仁吉めが先回りいたしては人目をかすめて玄関先へ忍び入り
右門捕物帖:30 闇男 (新字新仮名) / 佐々木味津三(著)
「正吉や。こっちはお前の弟の仁吉(にきち)です。またそのとなりはお前の妹のマリ子ですよ」
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
素人浄瑠璃(しろうとじょうるり)のビラなどが、辻便所ほど貼りつけてあって、そのまえに、油染みた桐の櫛箱(くしばこ)や、鬢(びん)だらいなどをすえつけて、今、一人の客の髪を結い上げているのが、親方の仁吉(にきち)らしかった。
治郎吉格子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)