人腸じんちょう)” の例文
常に寡言かげんにして、最も思慮雄断に長じ、たまたま一言を出せば確然人腸じんちょうを貫く、且つ徳高くして人を服し、しばしば艱難を経てすこぶる事に老練と、め立てているところを見ても
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)