人旋風ひとつむじ)” の例文
これを見ていた近所界隈かいわいの住民は、身の恐ろしさも忘れたように、わっと快哉かいさいの声をその人旋風ひとつむじの行方へ送っていたという。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
千早谷の右端の、はるか上のあたりにも、一団の人旋風ひとつむじ忽然こつねんと現われて
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)