あとでかんがえてみたとき事件発見者じけんはっけんしゃとしてのわたしは、何一なにひとつやりそこないをしなかつたという自信じしんがありました。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
かれは、んだ金魚きんぎょが三びきで一万円まんえんはしたろうということや、自分じぶん月給げっきゅうすくなく、とてもあんなのはえないということを、くりかえし同僚どうりょうはなしたし、また事件発見者じけんはっけんしゃ島本医学士しまもといがくしにまで
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)