予算よさん)” の例文
旧字:豫算
借りるけれども初めから返す予算よさんがあつて借りるのでないから、流石に渠はそのうちの人に見られるのを厭であつた。今夜に限らず、借金のある店の前を通る時は、成るべく反対の側の軒下を歩く。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)