乱姿みだれすがた)” の例文
つつじが急流に燃ゆるような友染ゆうぜん長襦袢ながじゅばんのかかったのも、その女が向うへ飛んで、さかさにまた硝子越がらすごしに、扱帯しごきを解いた乱姿みだれすがたで、こちらを差覗さしのぞいているかと疑う。
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)