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乗換
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のりか
ふりがな文庫
“
乗換
(
のりか
)” の例文
旧字:
乘換
ある夕方、三味線のトランクを提げて日本橋一丁目の
交叉点
(
こうさてん
)
で
乗換
(
のりか
)
えの電車を待っていると、「蝶子はんと違いまっか」と話しかけられた。
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
朝
神居古潭
(
かむいこたん
)
の停車場から乗車。
金襴
(
きんらん
)
の
袈裟
(
けさ
)
、
紫衣
(
しえ
)
、旭川へ行く日蓮宗の人達で車室は一ぱいである。旭川で
乗換
(
のりか
)
え、
名寄
(
なよろ
)
に向う。旭川からは生路である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「チンチン動きます」「曲りまちゅから御注意下さい」位はよいが、「どこまでですか」と行くさきを聞いて、
乗換
(
のりか
)
え券を切って呉れる段になると、この車掌さん恐ろしくうるさい。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
その頃
奥羽線
(
おううせん
)
はまだ開通しなかったので、秋田から東京へ出るためには、
能代
(
のしろ
)
、大館を経て青森に廻り、東北線へ
乗換
(
のりか
)
えて、グルリと大廻りに、三十何時間を費して上野へ着かなければなりません。
奇談クラブ〔戦後版〕:17 白髪の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
故国を去って唯四ヶ月、然しウラルを東に越すと急に汽車がまどろかしくなる。イルクツクで
乗換
(
のりか
)
えた汽車の中に支那人のボオイが居たのが嬉しかった。イルクツクから一駅毎に支那人を多く見た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
乗
常用漢字
小3
部首:⼃
9画
換
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
“乗換”で始まる語句
乗換馬
乗換場