“丸殿”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まるどの50.0%
まろどの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このお雪さんという子が仮住居かりずまいにしているところに、大きな松の木があるのです、わたしはそれを見ると、あの辺をどうしてもまつ丸殿まるどのと名をつけてみたくなりました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ふとその建物を見て斉明天皇の朝倉の行宮あんぐうの木の丸殿まろどのもこんなのではなかったかと思えて考え様によっては存外に風情があって、風変りなだけに雅致のあるものであるかも知れないとも思われた。
現代語訳 方丈記 (新字新仮名) / 鴨長明(著)