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中宮寺
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ちゅうぐうじ
ふりがな文庫
“
中宮寺
(
ちゅうぐうじ
)” の例文
現代の私たちは千余年前にできたあの
中宮寺
(
ちゅうぐうじ
)
に蔵する「
天寿国曼荼羅
(
てんじゅこくまんだら
)
」の色彩の前に、何の色をか持ち出し得よう。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
或る秋の日にひとりで心ゆくまで拝してきた
中宮寺
(
ちゅうぐうじ
)
の観音像。——その観音像の優しく力づよい美しさについては、いまさら私なんぞの何もいうことはない。
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
中宮寺
(
ちゅうぐうじ
)
観音とシナ六朝の石仏との間に著しい相違を認める人は、この画が初唐様式の画でありながらしかも気韻においてそれと相違することをも認めなくてはなるまい。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
しかし考えてみると、三月堂の不空羂索観音、聖林寺の十一面観音、薬師寺東院堂の聖観音、
中宮寺
(
ちゅうぐうじ
)
観音、
夢殿
(
ゆめどの
)
観音など、推古天平の最も偉大な作品は、同じくみな観音である。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
東洋藝術の
孕
(
はら
)
む未来の文化財は大きくまた拡い。欧米と
対蹠
(
たいしょ
)
的なものが沢山あるからである。例えばロダンの「考える人」と、
中宮寺
(
ちゅうぐうじ
)
や広隆寺の
弥勒菩薩
(
みろくぼさつ
)
像とを比べると東西の対比がよく分る。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
▼ もっと見る
中宮寺
(
ちゅうぐうじ
)
観音、夢殿観音、
百済
(
くだら
)
観音等の神秘は、当時の人心の驚異と憧憬とを語りつくして余さない。初唐の大いなる国民的統一と活力の勃興とは、ある意味で六朝の憧憬の実現である。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
“中宮寺”の解説
中宮寺(ちゅうぐうじ)は、奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北にある聖徳宗の寺院。山号は法興山。本尊は如意輪観音。法隆寺に隣接し、聖徳太子が母后のために創建した尼寺である。開基(創立者)は聖徳太子または間人皇后とされる。現存で日本最古の刺繍「天寿国繡帳」(天寿国曼荼羅、国宝)を所蔵する。
(出典:Wikipedia)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
宮
常用漢字
小3
部首:⼧
10画
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
“中宮”で始まる語句
中宮
中宮亮
中宮定子
中宮亮通盛
中宮少
中宮亮重衡
中宮御産祈祷
中宮蔵人多治真人