“両組”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふたくみ50.0%
りょうぐみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
... ほかならぬ大原さんの親御おやごさんにおせ申すのですからあとでお気味の悪い事もありますまい」としきりに頼まれてお登和も拒みかね「それでは宅へ戻って兄に聞いて参りましょう。ある事はちょうど両組ふたくみ揃ったのがございますけれども」とひとりで家に帰り行く。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
... 両親が揃って来ると二人前る訳だがこれに困りましたね」小山の妻君「私の宅まで取りにれば一人前だけはありますがもしや中川さんで拝借が出来ると都合がようございます。如何いかがでしょうお登和さん」お登和「ハイ、家にも一人前はございます。外にモー両組ふたくみ新しいのがありますけれども」
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
その人を使ってマアお寺の居候いそうろうになって居るその中に、小出町おいでまち山本物次郎やまもとものじろうと云う長崎両組りょうぐみ役人で砲術家があって、其処そこに奥平が砲術を学んで居るその縁をもっ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)