“世子(よとり)” の例文
娘の親が人間同士の間(なか)でさえ、自分ばかりは、思い懸けない海の幸を、黄金(こがね)の山ほど掴(つか)みましたに因って、他の人々の難渋ごときはいささか気にも留めませぬに、海のお世子(よとり)であらせられます若様。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)