不所存者ふしょぞんもの)” の例文
モン長 おゝ、おのれ不所存者ふしょぞんものめが! ちゝ押退おしのけてさきはかはひらうとは、なんといふ作法知さはふしらずぢゃ、おのれ
たとえがたき不所存者ふしょぞんもの! 拙者、小金吾どの老母が、つくづくと気のどくでならぬ。
亡霊怪猫屋敷 (新字新仮名) / 橘外男(著)
女子おなごの親とも相談したが、言語にたえた不所存者ふしょぞんものである。家を捨てて出た以上、かまいつけることはないと決めた。おもとも、不埒ふらちな駈落ち者などにかまっておらずに、専心勉学をされたがよい。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——殿。こういう不所存者ふしょぞんものでございますよ。ちと、お叱り下さい」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)