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不届
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ふとど
ふりがな文庫
“
不届
(
ふとど
)” の例文
旧字:
不屆
「うむ、猟師、人が悪いぞ、これを隠して一人でこっそり飲もうなどは
不届
(
ふとど
)
きだ……一升はしかと認めた、茶碗を出せ、さあ、おのおの」
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
『
不届
(
ふとど
)
きな奴、八雲を落しておいて、時経てから、忠義がましく訴え出るなど、食えぬ
下郎
(
げろう
)
ではある。ここへ連れて来いっ』
篝火の女
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ひとつ面白いから騒がしてやれなんかという好奇な
閑人
(
ひまじん
)
があってかかる
不届
(
ふとど
)
きな
悪戯
(
いたずら
)
を組織的に始めないともかぎらない。
女肉を料理する男
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
「さてはその方、あらかじめ自分で
盗
(
ぬす
)
み、松の根元にかくし
置
(
お
)
いたものにちがいあるまい。
不届
(
ふとど
)
きもの
奴
(
め
)
!」
とんまの六兵衛
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
こんな
考
(
かんがえ
)
をもつ余を、誤解してはならん。社会の公民として不適当だなどと評してはもっとも
不届
(
ふとど
)
きである。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
『
不届
(
ふとど
)
き至極な奴でござる。——見つけ次第に、お報らせ下さい。
槍鞘
(
やりざや
)
払って、一突きに、成敗してくれまする』
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
届
常用漢字
小6
部首:⼫
8画
“不届”で始まる語句
不届者
不届至極
不届奴
不届千万