“下読”の読み方と例文
旧字:下讀
読み方割合
したよみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らは夜になると、玄関にきりの机を並べて、明日あした下読したよみをする。下読と云ったところで、今の書生のやるのとはだいぶ違っていた。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「僕はこれから帰って明日の下読したよみをするんだから、酔っ払いの相手はしていられない。話があるなら、歩きながら聞こう」
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
教師に差出すべき代数の宿題を一つもやって置かなかった。英語と漢文の下読したよみをもして置かなかった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)