“下滓(かす)” の例文
泡(あぶ)く銭(ぜに)の下滓(かす)を吸って生きている、低級無智な者の中にはさまれて暮していなければならなかった母君の、ジリジリした気持ち——(気勝者(きしょうもの))といわれる不幸(ふしあわせ)な気質は、一家三人の共通点であった。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)