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下心
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した
いふ
言は拙けれどもひたおもて眼は輝けり
下心哭けるなり (斎田訓導)
追ひ
儺ふ
下心はさもあれやいふ
言は皆うやうやし聞きのよろしさ
母父に妻がかしづくすがしさを
下心にはほめて
言に云はなく
かがみゐて寒き日向や
下心ふかく
侮づる子らに
隙與へけり
かがみゐて寒き日向や
下心ふかく
侮づる子らに
隙与へけり
足乳根を
下心におもへば浜松のさやけき
騒ぎ空に起れり
酒よしと喜ぶ父の老らくを
下心には泣きて清し酒
選る
君
繞る人も
実なし必ずも言ふらくただに
下心に思はず