下心した)” の例文
いふことは拙けれどもひたおもて眼は輝けり下心したけるなり (斎田訓導)
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
追ひやら下心したはさもあれやいふことは皆うやうやし聞きのよろしさ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
母父に妻がかしづくすがしさを下心したにはほめてことに云はなく
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かがみゐて寒き日向や下心したふかくあなづる子らにひま與へけり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
かがみゐて寒き日向や下心したふかくあなづる子らにひま与へけり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
足乳根たらちね下心したにおもへば浜松のさやけきさやぎ空に起れり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
酒よしと喜ぶ父の老らくを下心したには泣きて清し酒
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
めぐる人もさねなし必ずも言ふらくただに下心したに思はず
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
下心した澱み
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)