“上歯”の読み方と例文
読み方割合
うわば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その癖上歯うわばは一本もないらしく、口をふさぐと、顔が提灯の様に不気味に縮まってしまうのだ。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
山三郎は米藏のうしろからそうっと葢を押えながら差覗さしのぞくと、少々がしらんで明るくなりましたから、見ると仏は十七八の娘で、合掌は組んで居るが、変死と見えて上歯うわばで下唇を噛みまして