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三衣
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さんえ
ふりがな文庫
“
三衣
(
さんえ
)” の例文
側
(
かたは
)
らにある
衣桁
(
いかう
)
には、
紅梅萌黄
(
こうばいもえぎ
)
の
三衣
(
さんえ
)
を打懸けて、
薫
(
た
)
き
籠
(
こ
)
めし移り
香
(
が
)
に時ならぬ花を匂はせ、机の傍に据ゑ付けたる蒔繪の
架
(
たな
)
には、色々の
歌集物語
(
かしふものがたり
)
を載せ、柱には一面の古鏡を掛けて
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
見渡せば正面に
唐錦
(
からにしき
)
の
茵
(
しとね
)
を敷ける上に、
沈香
(
ぢんかう
)
の
脇息
(
けふそく
)
に身を持たせ、
解脱同相
(
げだつどうさう
)
の
三衣
(
さんえ
)
の
下
(
した
)
に
天魔波旬
(
てんまはじゆん
)
の慾情を去りやらず、一門の榮華を三世の
命
(
いのち
)
とせる入道清盛、さても
鷹揚
(
おうやう
)
に坐せる其の傍には
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
“三衣”の意味
《名詞》
僧尼が着用する三種類の袈裟。僧伽梨、鬱多羅僧、安陀会。
(出典:Wiktionary)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“三衣”で始まる語句
三衣袋
三衣策前