三反みむら)” の例文
二度目の機は、初めの日数のなからであがつた。三反みむら上帛はたを織りあげて、姫の心には、新しい不安が頭をあげて来た。五反いつむら目を織りきると、機に上ることをやめた。さうして日も夜も、針を動した。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)