三助ばんとう)” の例文
型のごとく検屍が済んで、第一番に三助ばんとうの丑松、丁子湯のお神、死骸を最初に見つけたお六——などが、順々に番所にび付けられた。
番台へ登ろうとしていた丁子風呂のおかみさんと、かま前に居た三助ばんとう丑松うしまつは、両方から飛んで来てお六を抱き起しました。
流しの後ろ、大きな釜の横手、三助ばんとうの通路から、遠く番台まで見透せるところに、お神が仕事をしていたという三畳敷があり、障子を隔てて、これも形ばかりのお勝手が付いております。