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一粒
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いちりゅう
ふりがな文庫
“
一粒
(
いちりゅう
)” の例文
階
(
きざはし
)
を下りざまに、見返ると、
外囲
(
そとがこい
)
の天井裏に
蜘蛛
(
くも
)
の巣がかかって、風に軽く吹かれながら、きらきらと輝くのを、不思議なる
塵
(
ちり
)
よ、と見れば、
一粒
(
いちりゅう
)
の金粉の落ちて輝くのであった。
七宝の柱
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その色がだんだん変って、しまいには
緑青
(
ろくしょう
)
のような美くしい液体になった。しかも
一粒
(
いちりゅう
)
の飯さえあえて胃に送り得ぬ恐怖と用心の
下
(
もと
)
に、卒然として容赦なく食道を
逆
(
さか
)
さまに流れ出た。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
上
種子
(
たね
)
一粒
(
いちりゅう
)
が
雨露
(
うろ
)
に養わる
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“一粒”の意味
《名詞》
一つの粒。
僅かな数量。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
粒
常用漢字
中学
部首:⽶
11画
“一粒”で始まる語句
一粒種
一粒金丹
一粒選
一粒子
一粒者