“一板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちまい50.0%
ひといた50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでその前年かに親父は死んだのださうだが、板の間に薄縁うすべり一板いちまい敷いて、その上で往生したと云ふくらゐの始末だ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
これは贅沢品ぜいたくひんで、うなぎどんぶりが二百文、天麩羅蕎麦てんぷらそばが三十二文、盛掛もりかけが十六文するとき、一板ひといた二分二朱であった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)