“一摺”の読み方と例文
読み方割合
ひとす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翁は狼狽あわてて懐中ふところよりまっち取りだし、一摺ひとすりすれば一間のうちにわかにあかくなりつ、人らしきもの見えず、しばししてまた暗し。陰森いんしんの気床下ゆかしたより起こりて翁が懐に入りぬ。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)