一働ひとはたら)” の例文
「左様なことびるに及ばん。随身のうえは、早速にも、そちに命じることがある。いわば奉公始め。弥九郎。まず一働ひとはたらきしてみせい」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そうだ、ぼくの影法師かげぼうし、おまえはそんなふうにして、一働ひとはたらきしてきてもらいたいものだ。
重く見ておられるためです。ですから、ここであなたが一働ひとはたらき、織田家のためにお味方たるの事実をお示し下さるものなら、お疑いも解け、従って、あなたも私も……
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)