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ひとこと
ふりがな文庫
“
一事
(
ひとこと
)” の例文
その
一事
(
ひとこと
)
をもって
総
(
すべ
)
ての推測を下すのではないが、憎くはないがこの女一人のためには、何もかも失ってもと思い込むほどの熱情は、なかったのであろう。
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
もう一度先生のやさしい眼で見られたい。ただその
一事
(
ひとこと
)
があるばかりで僕は学校の門をくぐりました。
一房の葡萄
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
文三もその通り、始終お勢の事を心配しているうちに、何時からともなく注意が散って
一事
(
ひとこと
)
には集らぬようになり、おりおり互に何の関係をも持たぬ
零々砕々
(
ちぎれちぎれ
)
の事を
取締
(
とりしめ
)
もなく思う事も有った。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「ただ
一事
(
ひとこと
)
、たった一つ……。」
ジャン・クリストフ:04 第二巻 朝
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「
一事
(
ひとこと
)
僕に誓ってくれ。」
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
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唯
(
た
)
だ
一事
(
ひとこと
)
の知りたさに
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“一事”の意味
《名詞》
一つの事柄や事件。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“一事”で始まる語句
一事件
一事狂者