“一事件”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとじけん66.7%
いちじけん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四人でさえ窮屈なところへ、あの大きな男が割り込んで来るのはたしかに一事件ひとじけんであった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分はこの時長蔵さんから、最初に三本、あとから一本しめて五本、前後二回に受取ったと記憶している。そうしてそれをなつかしげに食いながら、いよいよ宿外しゅくはずれまで来るとまた一事件ひとじけん起った。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
地震ぢしん出會であつたときの心得こゝろえとしてもつと大切たいせつ一事件いちじけんである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)