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マイナス
ふりがな文庫
“
−
(
マイナス
)” の例文
なお金銭におけるごとく、
+
(
プラス
)
−
(
マイナス
)
出入
(
でいり
)
の相違は天地
懸隔
(
けんかく
)
、
月鼈
(
げつべつ
)
雲泥
(
うんでい
)
、駿河台の老婦人もまたこの般の人なりき。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
歴史に追求せられたものが、歴史のどこの事実にもその
+
(
プラス
)
と
−
(
マイナス
)
を嗅ぎわける感覚がここにかくれている。
近代美の研究
(新字新仮名)
/
中井正一
(著)
+
(
プラス
)
のところが
−
(
マイナス
)
になり、
×
(
タイム
)
が
÷
(
デバイデッド
)
となっても、一度真面目に恋愛した人間の心では、決して元の
杢阿彌
(
もくあみ
)
の単一なAならA、BならBには還ることがないと云うことです。
愛は神秘な修道場
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
翁
(
おう
)
は、
半白
(
はんぱく
)
の髪の延びた頭を抱えて、教壇のテーブルに向って、
+
(
プラス
)
、
−
(
マイナス
)
、
×
(
マルチプライ
)
の講義をやる。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
世界最高級の科学ロマンス「脳髄
−
(
マイナス
)
脳髄」の高次方程式の分解公式なんだ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
個人個人によって、受け方が大変違う、一つの体への
+
(
プラス
)
と
−
(
マイナス
)
の関係が本人にもよくわからなくて。つまりやめ時だったのだろう、という衆議に一決しています。今年の冬は私は大変寒そうです。
獄中への手紙:09 一九四二年(昭和十七年)
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)