“銀座”の読み方と例文
読み方割合
ぎんざ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして十年たった明治二十八年の夏に再び単身で上京して銀座ぎんざ尾張町おわりちょう竹葉ちくようの隣のI家の二階に一月ばかりやっかいになっていた。
銀座アルプス (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
三年まえの九月、兄が地方の高等学校へ、明日あす立とうと云う前日だった。洋一は兄と買物をしに、わざわざ銀座ぎんざまで出かけて行った。
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「オヤ、この封筒は銀座ぎんざのアトランチスの封筒じゃないか。すると、木島君はあのカフェで、用紙と封筒を借りて、これを書いたんだな」
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)